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【 墨 色 変 化 (応用編) 】

【 カテゴリー : 墨 】《 墨 色 変 化 (応用編) 》墨の種類・墨の磨り方の次は、墨色変化・応用編です。先ずは淡墨・青墨作品の応用編です。《 固形墨・2-3種類混合 》青墨、淡墨作品を揮毫する場合、1色ですと、必ず誰かと被ります。また、被らないにしても、1色=単色の為、その墨1色の効果のみとなります。一例ですが、青墨にもある程度は種類がございます。「青味・強」・「青味・中」・「青味・弱」・「緑系青」 等々です。くっきりとした鮮明な青は「青味・強」となりますが、人口墨・物に寄っては軽い。その為、「青味・中」と「2丁重ねて」磨れば、軽さが軽減される事になります。また、はっきりとした色味は欲しい物の、重厚感・深みが欲しい場合は、同じやり方ですが「緑系青(緑青墨)」と、同時墨磨にて解消されます。《 完全・オリジナル色 》御自分の好み・誰とも被らない色。これには上記の他に、顔彩(日本画等々の絵の具)を混ぜます。元々、青墨(茶墨・紫墨 含)は人口墨の為、顔料を入れて製造します。と言う事は、青味の増減やオリジナル色、これは顔彩でお好みでコントロール出来る事とイコールになります。顔彩は膠を抜いた固形墨と言われる様に、市販の墨液等々より自然の物で、表装も可能の万能絵の具です。青墨を強く鮮明にしたい場合は、顔料の「紫」を足す事により、オリジナル「紫青墨」となります。知識があれば、創作の幅は無限大に広がります。是非お試し下さい。

【 揮毫用途紙-② 】

【 墨の磨り方 】

【 カテゴリー : 墨 】《 墨の磨り方 》※旧ブログ記事・再掲載版墨を磨る・発色を出す、これはやり方1つで劇的に変化します。例え良質な墨でも、使用硯・磨り方で、墨色変化が出ない事が多々ございます。先ずは墨磨の方法です。①濃墨を作る。②上がった濃度を緩やかに下げて行く。この手順となります。【 濃墨を作る 】墨を磨る時に、水を入れて磨り始め、大体この程度で止めてしまう傾向があります。これは墨の成分である「煤」・「膠」・「水」が完全に混合されてはいない為、無駄な滲み・縁が水気・墨色が軽い 等々の原因となります。先ずは濃墨を作り、濃墨が完成してから、上がった濃度を下げて行く工程が必要となります。《 濃墨・濃度の設定 》次にどこまでの濃墨にすれば良いの判断は、糸を引くまでとなります。墨の粒子が混ざり合い、微粒子となった証明にもなります。そこまで微粒子体となれば、混合完了となる為、無駄な滲み等々、上記記載の失敗は無くなります。《 濃度を下げる工程 》糸を引く所まで微粒子体にした後は、緩やかに濃度を下げて行きます。どこまで下げるかは、その方の希望・理想の為、わかりませんが、普通墨の濃度、淡墨作品であれば、その方の希望の淡い所まで、緩やかに下げて行きます。ここで一気に水を入れたり、水を入れてあまり混ぜないとなると、そもそも濃墨を作った意味が無くなる為、あくまで水は少量とし、硯面で混ぜながら濃度を下げて行きます。