【 紙・原料区分-② 】
【 カテゴリー : 紙 】
《 紙・原料区分-② 》
※旧ブログ記事・再掲載版
原料区分の次は理解りやすく配合を記載致します。
漢字用の紙、一般的な14文字・2行を揮毫するとします。
①竹+藁の紙 ②竹+藁+雁皮の紙
上記の2パターンは安価紙と高価紙の原料差異となります。
②は綺麗に出る原料の雁皮が配合されている為、当然綺麗に出ます。
①の方は、綺麗に出る原料が入っていない為、100%綺麗には出ません。
こう言う物造の構造は、食品でも車でも書道用品でも同じです。
書きやすい紙 = 良い紙と認識されている場合、それは大きな誤りです。
綺麗に出る原料の有無、これが最重要となります。
「美味しい物」と「栄養値」の「高い・低い」が「イコールではない」のと同じ事です。
※綺麗に出る設定紙 = 基本的に書きづらい物が多く、敬遠されがちです。
【 厚・薄 】
そして揮毫する文字数で、繊維の細・粗を決め、これで厚い紙・薄い紙を
選別・指定します。
1種類で何でも書ける物はありません。
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