【 揮毫用途紙-② 】
【 カテゴリー : 紙 】
《揮毫用途紙-②》
※旧ブログ記事・再掲載版
揮毫用途紙・続編です。
次に、書体別でも変わります。
厚・薄と同様に、「楷書」・「行書」・「草書」・「篆書」・「隷書」
どの書体を書くかで、滲み等々を変える為、使用紙も変更となります。
※類似・酷似有
単純に滲みが強い・弱いだけではなく、墨色変化・滲み均等化
これらが加算されなければ、選ぶ理由もなくなります。
《 墨色変化・滲み均等化 》
墨色変化は原料で、滲み均等化は原料+漉き方で変わります。
墨色が綺麗に出る原料で製造されていない物は、当然綺麗に出ません。
例えば、「雁皮」・「楮」・「三椏」
この原料が入っている紙は、墨色変化を起こす原料の為、
当然ながら発色佳良となります。
そして、いくら最良の原料でも、漉き方・設定がおかしい場合、
綺麗な滲み方にはなりません。
※書きやすい紙 = 良い紙ではありません。
これは書きやすい → 何の原料で製造されているのか。
ここが最重要となります。
良質な原料で製造されている紙は書きづらい紙が多くなります。
何を・どう言う書体で・どう言う創造で揮毫するか。
これを考えて創作した場合、仕上がりが劇的に良質へと昇華します。
【 古紙・白 領 】
微繊維手漉+墨色変化有の雁皮入、更に古紙の為、書きやすさも兼備
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